2022年度卒業研究生向け特設ページ
・ロボットの目として利用できる画像センシング・光センシングの研究をしています.
・産業界に広く応用される新技術の研究開発をします.
・ソフトウェア開発,デバイス開発,システム開発を実際に行い,これまでにない性能の装置を構築します.
リンク:
研究室HP
学生の研究業績(論文,学会発表,受賞,特許出願など)
今年の方針
★★配属後すぐに一人一人テーマを決め,すぐに研究活動を開始します.
★★できるだけ実際の現場に連れて行き,自分の目で課題を把握できるようにします.
今年のキーワード: リアルタイムとフルカラー
(1)計測精度や速度で世界一の性能を持たせる.
(2)それを利用して使いやすいシステムを構築する.
(3)世界に発信する.世界中と宇宙中で利用できるようにする.
★研究会,国際会議,論文,展示会などで発表します.
★ハードとソフトの両方をつくります.
★学生も特許出願をして発明者になります.
★人に使いやすい世界一の光計測システムを作る!
・光計測の性能を高める研究に取り組んで,世界一の精度や速度をめざします.
・実際に社会で役立つ技術となるようにしていきます.
トピックス
(1)新しい3次元計測方法を考案
★これまでとは全く異なる手法で,いままで3次元計測ではできなかったことができるようになります.例えば,見たいところをズームアップするようなことができるようになります.振動にも強く,ピント調整をすることもできます.
★今までの常識にとらわれない方法で解決できました.
★4年生1人と大学院生1人が発明者になって特許出願をしています.現在,国際特許として出願しています(アメリカと中国で特許査定済.イギリスとドイツで審査中).
★今は小型の2号機を作成中です.
★現在,この手法を世界中で広めるための活動を進めています.
(2)3次元計測プロジェクションマッピングの装置が完成
★3次元計測をしたら瞬時にゆがませて投影する画像を生成し,それを実物上に投影できるようになりました.
★この動画は,加熱して変形した鉄板が冷めていく様子です.微小に変形ししている部分に色がついて見えています.
★3次元計測後,研究室で考案したアルゴリズムによって9ミリ秒で座標変換を行い,投影画像の生成をしています.
★下の動画は4年生が開発した装置のデモの様子です.
(3)小型リアルタイムフルカラー3次元計測装置
★リアルタイムにフルカラー3次元計測ができるようになりました.上の3次元計測も順次フルカラーにしていきます.
★フルカラーにすることで,3次元計測結果の表現力が格段に上がります.
(4)レーザー光干渉計測
★一昨年度,研究室で計測して性能評価をした圧電素子が,今,国際宇宙ステーション(ISS)で暴露試験中です.宇宙空間にさらすことで特性が変化するかどうかを検証する実験です.戻ってきましたので,暴露後の特性変化を計測する実験を行います.そのためのレーザー干渉を用いた新しい装置を試作しているところです.
2022年度の新4年生向け卒業研究テーマ
3D計測
◎新しいことが好きな人向け
・リアルタイム,フルカラー
・プロジェクションマッピング
・ゆがまず高精度,振動に強い,ハンディタイプ
・宇宙構造物への適用
・人体,ロボット,産業応用
・自動車産業向け検査装置
変位計測
◎外で活動することが好きな人向け
・リアルタイム
・超高精度で変位,回転角,ひずみを遠隔から計測
・プロジェクションマッピング
・宇宙構造物,インフラ構造物
光応用計測
◎工夫するのが好きな人向け
・いろんなテーマに取り組んで,自分の能力を発揮しながら伸ばそう.
★日本中,世界中,宇宙でも使われるようにする.実用化をめざす.
研究を通して身につくこと
・プログラミンング
・ハードウェア(電子回路,マイコン)
・他人への説明能力,プレゼン能力 等
★実験装置やそれを動かすための電子回路を作って実験をします.画像解析ソフトも自分の実験用のものは自分で作ります.
★学外の人に対して,自分の実験のデモを行いながら説明することで説明能力を身につけていきます.
研究成果の社会における活用
◆3次元計測は自動車関連企業でよく使われています.
◆遠隔からの微小変位計測は,インフラ関係や大型設備関連の企業から多くの問い合わせがあります.
◆画像計測ができる学生を採用したいという相談がよく企業からあります.とくに大学院生を採用したいとよく言われます.
研究室が求める学生
・やる気のある人
・積極的な人
・挑戦的な人
を募集しています.
★けっして楽な研究室ではありません.
★苦労した分だけ身に付くものも大きくなります.
★大学院進学希望者は歓迎です.
Last Updated : Dec. 23, 2022